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臨床家向けの総論コースを開催

1 2月 2011 No Comment

2011年から新しいコースが新設されました。
レベル3修了者・インストラクターさんを対象に行われる
4日間 ( 24時間 ) の臨床集中コース。

趣旨はレベル1~3で扱った100手程ある技を

“ 自在に組み立て、その場で患者さんの症状に即した治療 ” 

もともとインストラクターさんを対象に、こうしたステップアップセミナーは開催してきたのですが
今回は臨床に要点を絞っての集中コース。

下図は伝統療法普及協会 「 古式整体コースの概要 」 * 現在は多少変わっています *

古式整体 「 活法 」 コースの概要 伝統療法普及協会

今回行ったのは臨床コース総論。
レベル3までを修了され、日々臨床に携わる方にはうってつけのコースかと思います。

1日を3部構成にわけ、4日間でスキルアップするカリキュラム。

「 第一部 」 : 新しい技と心

これは伝統療法の柱となっている三位一体から各セクション ( 身・心・神 ) に分けて
新たな技術と心を学んでいきました。

活法 臨床セミナー 活法臨床セミナー
  ・ 腰部の塊を抜く方法 「 玉抜き 」   ・ 仙腸関節 ( 上部・下部 ) の調整

活法 セミナー


・ 腰背部の緊張を抜く方法 ( 導引 + 伸反射 )





「 第二部 」 : 応用から理解を深める

新しい技術を知るのも大切ですが、ひとつの技の完成度を上げることはもっと大事。

技術を “ 知っている ” のと “ できる ” とでは雲泥の差になってしまいます。

そこで “ 自在に組み立て、その場で患者さんの症状に即した治療 ” をテーマに
腰痛なら、治療の流れとしてレベル1~3までの基礎技術に “ 新たな数手 ” を加えて
その技術の使いどころ学びながら基礎の完成度をあげていきます。

こんな経験ってありませんか?

好きな本や音楽なんかを何回も読んだり聞いたりすると、新たな解釈や気づきがあったり・・・

辞書の厚みが増すとでも言いましょうか。
碓井総導師は、「 奥義は特別のものでなく、基本の中にあるもの 」 と言います。

臨床セミナーの中から、動画をひとつだけ紹介!






まったく経験のない方がみたら、ただの牽引 にしかみえないと思います。
しかしそこには体の観方。 相手に対立を起こさせない体の使いかたなど
様々な工夫が盛り込まれている。

同じような施術をやっても結果が異なるのはこのため!
意味を知らなければ唯の動作です。

それを古式整体では、体現すると言って 「 体・心・霊的 」 な複合要素を上手に活かすと
良い結果に繋がることを経験的に知っています。

例えば患者さんとの間合いや、自分のポジションの作り方。

これは、どう ” 中心を作っていくかという事 ”

そもそも中心ってなんでしょうか?
骨盤のバランスが、背骨の歪みがどうだとか 良く聞くと思います。

また、あの人は自分のことばっかり、 あーもっと自分中心に世界がまわったらなんて
悩んだりする事もありますが

これって 社会生活や対人関係にもあてはまる事 で
中心という話は実は 【 中身 中神 】 と 体や心、環境にも関係してくることなんです。

最近良くいわれてますよね!
社会生活でコミュニケーションのとり方に慣れていないなんて。

東洋医学的に言えばどうやって陰陽を成立させるかですが、理屈だけでなく
実生活に役立つレベルで理解を深める事が重要ではないでしょうか?

【 人間 】 と書いて 人の間 ・・・ 活法は人を学ぶ練習とも言えます。




「 第三部 」 : 症例から学ぶ

活法 古式整体セミナー

普段の臨床で、皆さんが疑問に思った事や悩んだことを解決する場です。
今回は受講者さんの患者さまで 「 手足の痺れている方 」 の症例を例に
症状の観方と見切り方 ( 症状に対する仮説の立て方 ) を活法で考察しました。

■ 編集後記

後半2日も終わり、受講者さんから感想を頂きました。

長野から参加頂いた コスモス整体院 沢村 俊輔さん

古式整体臨床セミナー2011 受講者の感想

日々の臨床で役立てて頂けたら幸いです。




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