「 骨盤調整 」って何だろう?
7月4日~5日にかけて、活法臨床レベル1 「 腰痛対応 」 の
コースが開催されましたのであわせてご報告致します。
今回は、体験会にお越しいただいて早期申込を頂いた方に
3日間 ( 12時間 ) の補講を特典としてお付けしました。
予習的な事前の補講を行ったのですが、結果は上場で
参加者様の理解度や習熟度が格段とアップし講師一同喜んでおります。
「 1度教わっているのでやり方ではなく、ポイントを掴むことに集中出来た。 」
参加者様から嬉しい声を頂くことができました。エナジーボディーワーク( 内気功 )代表 「 氣結び 響かん KIMUSUBI HIBIKAN 」
寺子屋誠道会では、6年の歳月をかけて5~600手の様々な技法を総導師碓井が
お伝えしております。
技を覚え精度を上げることで多くの患者様の悩みを解決し
「 治す 」 ではなく 「 調和する 」
陰陽のバランスを取り戻すことに主眼をおいた施術は
「 治そうと思うと治らない 」 という活法独特の理論です。
中でも使用頻度が高い効果的な技を疾患別に
パターン化して組み立て短期で習得出来るようにしたものが
そして調和をはかる要素として、身体からアプローチする際は特に重要と思われる
施術者の 「 見立て 」 がございますが、碓井総導師は何を観ているのか?
ヒントとなるのが、骨盤や肩甲骨の高さなど
体全体の歪みを 「 大きく観る 」 「 相関 」 という考え方です。
「 骨盤調整 」 って興味あるのですが …
施術に携わる方には興味を抱かれたり、疑問に思われる方も
多いのではないでしょうか?
また 「 産後の骨盤調整 」 など、治療院の宣伝にも良くみうけられますね!
活法は、動いている最中での不自由や症状の変化に重きを
おいていますので、静的な歪みの分析となるとアプローチの参考には致しますが
例えば 「 骨盤調整を行なったから症状が緩和する 」 という発想が
ないというか、そもそも人は歪んでいるなかでの均衡なのだと思いますので
筋の連動や滞りを良くしてあげることで、自然とバランスの良いところに
治まってくると考えています。
ですから、あえて真っ直ぐにしようとしたりシンメトリーな基準を求める事は
しないのですが、興味を持たれる方は非常に多いと
柔道整復師で自分も悩みながら紆余曲折を体験し、同じ思いをしている方のヒントや
道しるべとして役立ててくれたら幸いと「 活法インストラクラー 」 活動をはじめた
毒島先生の提案で、あえてどう変化するのか? 検証がてら遊んでみました。
立位とベッドでうつ伏せになっての、スタティックパルペーションで
骨盤のリスティング ( 骨の歪み分析 ) を行った後
活法の施術で変化しているのか? 検証してみました。
立位では右腸骨が高く、上後腸骨棘・坐骨結節の位置が低い状態で
うつ伏せでは右短下肢ですので、「 右腸骨の後方変位 」 という事になるのかと思いますが
どこを基準と捉えるのか、また我々はこの判断について専門家では
ございませんので不確かな部分もあるとご了承頂いた上で
被験者の軸脚が左だったこと、利き脚(右脚)動さの際に左仙腸関節部を支え
(支点)とする傾向が強いだろうとの予測( 見立て )で
活法施術で「 骨盤回し 」「 うつ伏せからの腰の回旋 」「 骨盤部の捻転 」 3手を用いてみました。
10分ほどの施術ですけど、意図はなんとなく左仙腸関節付近から骨盤部全体を緩め
腰部の回旋運動で連動を引き出し、最後にちょっと腸骨の方向性を出すといった具合です。
さて結果は!
逆転するほどの大きな変化はみられませんでしたが、長短なくほぼ同じような
位置に変化しています。
わりと簡単に変わってしまいますので、このような施術をバランス調整や
骨盤調整として取り入れて症状の改善にもつながれば幸いですね。
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