効果の秘密・・「 情動と認知 」
前回、慢性痛の要因には 情動と認知作用の 「 悪循環 」 も関係していると述べました。
特に治療院を転々とされているジプシー患者さんのような方に対応するには
施術の引き出しを多く持っていることです。
何故なら、よそで効果が無かったと思われてしまった施術と
同じことをしても
「 ここでは治らないかも・・・」 と、悪循環のスイッチを押してしまうからです。
ではこの悪循環を断ち切るにはどうすれば良いか?
記憶の上書きと、変化を上手に認識させてあげるのがポイント!
実は名人と言われる施術家がやっているのはこれ!
悪循環を解消するには、『 情動と認知作用 』 を
巧く利用する事です。
治ったと実感するのは ” 患者さん自身 ” です!
それには ” 正しい技術 ” はもちろんですが
“ 変化を感じれる ” 仕組みも必要です。
一生懸命 施術したのに結果が出ない・・・
そう思っている方に多いですが、ただ ” 漠然 ” と
施術して、治療後にどうです?って様子を伺っても
それで良くなったと実感を持って頂けたら苦労しません。
痛みが 10 → 0 になることは稀です。
患者さんが変化を認識するステップを用意してあげていますか?
漠然とした変化では、患者さんは効果を全く感じないかもしれません。
そして、患者さんは常に大きな変化を求めて来院します。
それになんとか答えてあげたいと頑張る気持もわかりますが
患者さんに効果を実感して頂かなければ、困りますよね。
それには小さな変化の積み重ねを感じて頂く、仕組みを用意しておくことです。
そして患者さんが良い方向へ向かっている。 その事を ” 認識させてあげる ”
そうすることによって悪しき記憶として認識された
” 痛みの悪循環 ” を断ち切ることにも繋がります。
カウンセリング・会話・施術の組み立て・・・どれも変化を出すには必要ですし
どう変化を感じて貰えるかが治療のノウハウです。
この重要性に気付いてる人って意外と少ないですし、具体的な方法となると尚更かもしれません。
古式整体セミナーではそういった ” ノウハウ ” をしっかりとお伝えしながら
技術を習得して頂いています。
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