守破離
『 守破離 』 とは能の教えで、世阿弥が考案した伝統の技を
身につける上での心構えを表した言葉だそうです。
療術の世界にも通用する深い教えと思ったのでご紹介。
■ STEP1 『 守 』
『 守 』 とは最初の段階で、指導者の教えを守っていくこと。
できるだけ多く指導者の話を聞き、行動と価値観を見習って
自分のものにして行く時期だそうです。
学ぶ人は、全てを習得できたと感じるまでは、指導者の指導通りの行動をします。
そして、指導者が 「 疑問に対して自分で考えろ 」 と言うことが多くなったら
ようやく次の段階に移っていくタイミングだそう。
■ STEP2 『 破 』
『 破 』 は第二段階で、指導者の教えを守るだけではなく、あえて破る行為をしてみます。
自分独自に工夫を重ね、指導者の教えになかった方法を試すこと。
それが上手くいきそうであれば、自分なりの発展を試みていきます。
■ STEP3 『 離 』
『 離 』 は最後の段階。 指導者の元から離れ自分自身で学んだ内容を発展させ
新たな定石を確立させることだそうです。
技や心を身につける。治療の世界にもそういった側面があると思います。
そしてどの道にも必ず型というものがあります。
必ず繰り返し繰り返し、型の稽古はしなければなりません。
型は代々昔から受け継がれてきていますが、実は少しずつ工夫が加わって
次第に良いものだけが残されてきています。
受け継いだものを守り、現代に合わなくなったものは改善し、そこに新しく
独自の工夫を加えそれを繰り返す。それが伝統というものではないか・・・
そして今までの型を超える、独自の世界を創り出していくこと。
『 守・破・離 』 ・・・ 良い表現ですね。
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