特別セミナー(基礎科)
2010/01/04 特別セミナー活動レポート
碓井総導師とインストラクターによる基礎科コラボセミナー
年1回開催する 『 特別セミナー 』 となります。
前半の2日間をレポート。
まずは、緊張とリラックス状態が人の意識にどう影響しているか?
実技を通して体験して貰いました。
誰でも実感できるように ” 体の重さ ” で体感してもらいます。
施術時の刺激の強弱で、どう相手の体が変化するか?
「 腹の据わった人、腹が立つ 」 という言葉がありますが、心の状態と
自律神経系の働きが体にどういう影響を与えるか!
わかりやすく理解してもらう為。
自分で実感できないものは ” 患者さん “ だって実感できません!
そこで、動態テストや筋力テストを用いて体現する必要があります。
実際にやってみると、手足のとり方力の加え方など、最初は思うように出来ないもの。
そこで自分のポジションを作る事がいかに大切か!
ここを皆さんに考えてもらいながら、 ” 間の取り方 ” ひとつで
患者さんと施術者との心の距離感、信頼関係に影響してくることを
実感していって貰います。
初歩的な事なんですが、疎かにできない部分。
これがあってようやく体の構造的な部分に踏み込んで行く。
次は体の相関関係。建築学的に大まかに体を見ていきます。
“ 歪んだ骨盤 ” と良く言われますが、どういう影響から
変位しているのか? 施術者が理解してなかったら施術なんてできませんね。
そこで体の中心と重心を例にとって、変化を体験していただきます。
ちなみに古式整体には、体や背骨を無理に真っ直ぐにしません。
その時々にあった姿勢を無理なくとれる事を自然体としています。
無理な強要というのは、 ” 反発を生み ” 余計に筋肉を強張らせることも
あるからです。 その違いが ” 矯正 ” と ” 調整 ” の差。
そしてどこを調整すると、どう変化するのか! お互いの体を通して体験する。
基礎を大切に技術と発想力を養っていく事が、碓井総導師の一番伝えたかったこと
のような気がします。
真新しい事に戸惑いながらも、一生懸命吸収しようとされていた
受講生の皆さんが印象的でした。
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