「 体重をのせて押す? 」
指圧を知っている方には、強く圧を入れるのに
「 体重をのせて 」 と、アドバイスする方は多い。
でも、よく考えてみて下さい。
体重をのせるといっても、親指1本に全体重をのせることができるでしょうか?
しかもそれを何時間も続けるなんて …
そんなことを続けていたら、当然指は曲がるでしょうし変形してしまいます。
身体の一部が変形すれば、当然身体全体にも影響も出てくるはず。
小さい頃から指圧を受けてきて、僕の叔父である佐藤利吉先生や
浪越学園で教わった浪越徳次郎先生のお弟子さん方の先生は
そんなにグイグイと押すようなやり方はしていませんでした。
むしろ、名人と言われる人ほどほとんど動いていなかったような ・・・
慣れると本当に体重の乗った押し方ができるようになります。
今までのブログの内容を読んで頂ければ、皆さんも基本的な指圧の押し方は
身に付けて頂けると思いますよ。
体重をのせる押し方とは ・・・
1.押す場所に親指の指紋の中心部を当てるように軽く触れる。
2.この時、決して親指で押さないように注意しましょう。
3.肘や身体が、自然に伸びるイメージです。
4.さらに、後ろから背中を押されていくように体重を乗せていきます。
自然とソフトで丸く、なおかつ強いしっかりした圧が
親指に入っていきます。
活法では、このような力を 「 外の力を使う 」 と言います。
これは 「 押す人 」 と 「 押される人 」 という 「 陰陽 」 が存在すると
必ず対立 ( 反発 ) が生まれるという活法の考え。
そうならない為には、どちらも 「 押される人 」 になれば良いという
発想の転換が必要です。
指圧に限らず、身体に余分な力を入れないで安定するのが手技療法のコツです。
また、安定といっても身体をがっちり固めることではありません。
それは、どんな体勢をとっても自然体でいられること。
さて、今週末から碓井総導師による直伝セミナーが始まります!
年に1回のチャンスですので、これから活法を習おうと考えておられたら
是非、この機会をお見逃し無く!
碓井総導師直伝セミナー レベル1
【 活法指圧講座 】 庄田 元 : gen.syhoda
1972年生まれ。伯父佐藤利吉の影響を受け浪越指圧を学ぶ。
その後、教員の道を進む中で碓井流活法「 古式整体 」に出会い
活法の理念に触れながら伯父から受け継いだ指圧の源流が
活法にあることに気付かせられる。
「 活法指圧 」 を世に広めていきたく活動中。
按摩マッサージ指圧師 / 鍼灸マッサージ教員 【 大川学園医療福祉専門学校 】
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