指圧は親指で押す?
「 実際に親指だけで押してみます。 」
親指側のクッションだけがへこんでいきます。
親指に力をこめて強く圧したい! どうしてもそんな気持ちから
片寄ってしまうのです。
しかしこれでは、親指のみに負担がかかり、指が痛くなったり
タコができたり、変形してしまう原因となります。
そこで ・・・
こちらは親指側と小指側の両方がへこんでいます。
これが、指圧本来の押し方です。
前回のテニスボールの訓練を活かし、親指以外の中指~小指を
対立圧でうまく使えると安定し、親指に負担がかからなくなります。
それと、この押し方にはもう一つ利点が!
実はこの方が弱い力でも 深く圧が入るのです。
親指に力が入ったまま圧すと、痛みが出るとともに
皮膚表面や筋に反発が生まれ、深くまで圧が浸透しません。
この押し方だと小指側も圧されることで、受け手の反発が
分散されるというわけです。
うまくできるようにする訓練法を一つ紹介!
正座で、真横に腕を床に向かってスッと伸ばして下さい。
指は指圧する形になるようにセットします。
そのまま真横に体を倒していきます。
この時、絶対に無理をしないで、指が耐えられるだけにして下さい。
小指側の対立圧を日常生活で使うことはありません。
それだけ訓練されていない筋を使うのですから、普段運動していないのに
急に激しいスポーツをするのと同じです。
無理をしても指を傷めるだけ。 これを左右繰り返します。
少しずつできるようになってから、圧をかけていって下さいね。
【 活法指圧講座 】 庄田 元 : gen.syhoda
1972年生まれ。伯父佐藤利吉の影響を受け、浪越指圧を学ぶ。
その後、教員の道を進む中で碓井流活法「 古式整体 」に出会い
活法の理念に触れながら伯父から受け継いだ指圧の源流が
活法にあることに気付かせられる。
「 活法指圧 」 を世に広めていきたく活動中。
按摩マッサージ指圧師 / 鍼灸マッサージ教員 【 大川学園医療福祉専門学校 】
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