指圧をうまくするには、伸筋!
更新が少し遅れまして、申し訳ございませんでした。
自宅を改装して、ついに 「 活法指圧研究会 」 なる自分の道場が先日出来上がりました。
「 活法 」 と出会ってから、私の人生は素晴らしい流れです。
おかげさま。 だから皆さんに活法の魅力を少しでも伝えたい …
さて、本日は指圧する際にどんな力を活用するかというお話です。
指圧を上手に行うには、力をうまく母指に集めなくてはなりません。
マッサージ店などで指圧しているのをみかけると
どの ” 部分 ” を使っているか気になります。
先日歩いてますと、ガラス越しに店内でマッサージをする様子が目に入ってきました。
外からみえるようにしておくと、宣伝効果もあるのですかね?
私がみたのは、マッサージ店と整骨院。
一生懸命マッサージされていましたが、しっかり圧そうと思って
過度に身体を前のめりにして、腕に力を込め肘も曲がって力んだ感じです。
このような姿勢や圧し方は、屈筋 をメインに使っています。
屈筋とは瞬発的に力を出すのには非常に優れている筋肉ですが
身体を丸めていくように使う筋肉と言われます。
ここで、皆さんに思い浮かべて頂きたいのが
カメラなどを支える、三脚の足ってどうなっているでしょう?
それぞれがまっすぐに開いて、互いに支柱を支えている。
どうでしょうか? お互いがピンと張って決して丸まってはいませんよね。
指圧するにも一点のみ。 一瞬の力を込めるなら屈筋を使っても良いかと思います。
でも、一人の患者さんにある程度の時間をかけて指圧するわけです。
それには、長い時間、身体をしっかり支える力を持つ 「 伸筋 」 を意識して使います。
伸筋は肘や背中、腰、足などを伸ばすとともに、地球上の重力に抵抗できる力を持った筋肉。
これをうまく使って指圧します!
三脚を逆さにしたように、患者さんの患部を支えるように身体を使います。
このコツを習得してもらおうと、現在、活法指圧のコースを用意して貰いました。
ひとまずお先に、ご紹介させて頂きますね。 → 活法指圧
コツとしては ・・・
1.指圧する手指にムダな力をいれずに施術部位に触れる。
2.軽く肘が曲がる位の所から肘を伸ばすようにする。
3.身体全体が伸びるように動いていくが、身体の位置は移動しない。
4.肘が伸びきるタイミングと身体全体が伸びきるタイミングを合わせる。
です。
専門学校などで指圧の実技を教えていると、大抵 3 と 4 がなかなかできません。
でも、スポーツのトレーニングと同じで始めはできなくても何度も練習すると
誰でもできるようになります。
伸筋を自然につかえるようになると、施術が非常に楽になりますよ。
【 活法指圧講座 】 庄田 元 : gen.syhoda
1972年生まれ。伯父佐藤利吉の影響を受け、浪越指圧を学ぶ。
その後、教員の道を進む中で碓井流活法 「 古式整体 」に出会い
活法の理念に触れながら伯父から受け継いだ指圧の源流が
活法にあることに気付かせられる。
「 活法指圧 」 を世に広めていきたく活動中。
按摩マッサージ指圧師 / 鍼灸マッサージ教員 【 大川学園医療福祉専門学校 】
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