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活法理論 「 固定と移動 」

7 4月 2013 No Comment

固定と移動 活法理論


陰と陽。 どちらが欠けても存在することはできない宇宙の森羅万象。 
「 固定と移動 」 も一つの陰陽です。

固定と移動の原理は、活法でどのように用いられるのか!

テコの原理を思い浮かべてみて下さい。



重い石が1本の棒で簡単に持ち上がるのは何故でしょう

それは、 「 支点 」 という動かない部分。 すなわち固定された部分があればこそです。

支点が無いとエネルギーも散漫に移動するばかりで、重い石は持ち上がりません。

テコの原理は、固定と移動がそろって
はじめてスムーズ且つ大きな作用をもたらします。

これは身体に置き換えても同じこと。

腕を振り回すにも、支えている体幹が安定していればこそです。
では、肩が 「 痛くて 」 動かせない時というのは

どのように身体が使われているでしょうか?


相手の動きをよく分析してみて下さい。

どこか体を捻ったり歪めたりして、不自然に患部を動かしていませんか?

本来固定されるべき所がしっかりと安定し、移動すべき所は
可動域内をスムーズに動かせるはずですが

痛みを感じるなど何らかの原因で、患者さんは動きに制限がかかっています。

活法は、この状態から 「 陰陽を成立 」 させると捉えて、調整して行きます。


実際、身体の関節の動きを分析してこの 「 固定と移動 」 の調整を施すだけでも
動きは改善されてきます。

何故でしょうか?

痛い部分は 「 そこに居たいから! 」 …という活法の言葉遊びがあります。

しかし、あながちでもありません。
 
「 そこにもっと ” イタく ” なるよう 」 に調整したらどうなると思います?

固定と移動を使った1例です。





逆転の発想が活法の面白い所でもありますが

そう考えて調整すると、あら不思議!
痛みまで消えてしまう場合も多々あります。

これは 「 陰陽成立 」 の作用と言えると思いますが
術者がしっかりと固定を作り、” 対象 ” を移動させるように誘導する事で

それまでは漠然としていた 「 中心 」 が明確になってくるからです。

何を対象とするかによって、様々な応用のしかたがありますが
皆さんは、 「 整える 」 や 「 整体 」 という言葉から

何を意識して、施術を行なっているだろうか?

「 整体 」 って、あまりにもポピュラーな言葉ですよね。


お聞きしたのは、整える方法と手段。 そして目的です。 


活法の場合は、「 陰陽を成立させる 」 為の手段や方法が沢山あると
思いますし、又このような概念に基づけばこそ、応用も利かせられる。

固定と移動を使った施術には、当然身体だけではなく

「 気や精神 」 にも働きかけることができます。

例えば 「 うつ病 」 や 「 自律神経失調症 」 などは
固定すべき状態、つまり睡眠が良くとれていない事も多くの要因と
考える事ができると思います。 

しかし、身も心も安定していない時に 「 寝なさい寝なさい! 」 と
いくらいった所で、本人は寝ることはできませんよね。

だから失調症なのですし、本人は深刻に悩んでいます。

こういう場合、「 睡眠を疑似体験 」 させてあげる事が非常に有効で
活法では 「 超リラックス法 」 という技法を用いています。

これは、固定術を使ってまず身体を固定させてから
「 言葉がけ 」 によって精神を誘導していく、ある種の催眠手法。

これも固定と移動の概念となります。

患者さんは、睡眠を疑似体験する事で忘れ欠けている
身体感覚を取り戻す事が大事ですし、また施術によって

「 寝られた 」 という体験が、心の安心にも繋がってきます。

身体の安定 = 心の安心。

活法の施術には、身体操作や言葉がけの一つ一つに意味があって
固定と移動のように 「 陰陽の概念 」 を膨らませると
施術に大きな結果が得られると思います。




庄田 元【 活法指圧講座 】 庄田 元 : gen.syhoda

1972年生まれ。伯父佐藤利吉の影響を受け浪越指圧を学ぶ。
その後、教員の道を進む中で碓井流活法「 古式整体 」に出会い
活法の理念に触れながら伯父から受け継いだ指圧の源流が
活法にあることに気付かせられる。 

「 活法指圧 」 を世に広めていきたく活動中。


按摩マッサージ指圧師 / 鍼灸マッサージ教員  【 大川学園医療福祉専門学校




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