身体変化を起こさせる! 身近な活法理論2
これからこの業界で仕事をしていく方も
「 ヒトの身体に触れる 」 こと。
いかにうまくやっていくかが重要だと思います。
今回は活法の 「 対応と対立 」 という理論から
皮膚接触という技術を紹介させて頂こうと思います。
ちょっとした工夫で、腕の上がりも改善!
1. 正座で肘を伸ばしたまま、腕を外転しながら挙げてもらいます。
左右比べて、重い方を確認してもらいましょう。
2. 手のひらを下に腕を下げた状態で、手首よりやや肘側に軽く触れます。
3. 触れた感触を一切変えないまま、腕を挙げてもらいましょう!
この時、触れた手は相手の腕の動きを邪魔せずについていくこと。
4. 「 あれっ? さっきよりも軽い!! 」 という感じが起こるはずです。
5. 今度は触れている部分と反対、掌側の手首より少し肘側に軽く触れます。
6. 触れた感触を一切変えないまま、今度は腕を下げてもらう。
この時も相手の動きについていくこと。
7. 最後に深呼吸を1回。 そっと手を離しましょう。
すると、どうでしょうか! さっきより腕が挙げやすく軽い!
どうしてなのでしょう?
これは生理学的に、皮膚に適度な刺激が加わると
「 筋肉の動きが変わる 」 という、「 皮膚 ( 筋 ) 反射 」 を活用したものです。
活法では触れることで安定を生み、筋肉の力を引出しやすくした上で
動きを誘導し、「 脳の認識を変える 」 という意味があります。
このようなサポート系の技術は、受けての意思に関係なく反応が得られますが
無理に動かしたり、相手の動きを邪魔してしまうと反発が生まれ 「 対立 」 が起こってしまう。
そうならない為には、一定の感触 ( 圧 ) のまま相手の動きに合せ
本人が動かしているのか、術者が誘導しているのかわからない位に 「 対応 」 します。
すると、反発が生まれずらく上手に誘導する事ができます。
碓井総導師をはじめ、誘導の上手な先生方の施術をみておりますと
普段、なにげなく行っている行為にこのような理論を活用しており
より効果をあげられていると感じますし
講座では、他でなかなか教わることのできないコツや
意味を理解して活用していただけるよう
このようなデモンストレーションを交えながら
わかりやすく活法を役立てて頂きたいと思っております。
・ 古式整体セミナーはこちら
・ 活法指圧セミナーはこちら
施術に入る前にちょっとした変化を感じて貰い、リラックスしてもらう
または、仕上げにちょこっと +α にやってみるなど
使い方はいろいろ。
ぜひ皆様も一度お試しください。
【 活法指圧講座 】 庄田 元 : gen.syhoda
1972年生まれ。伯父佐藤利吉の影響を受け浪越指圧を学ぶ。
その後、教員の道を進む中で碓井流活法「 古式整体 」に出会い
活法の理念に触れながら伯父から受け継いだ指圧の源流が
活法にあることに気付かせられる。
「 活法指圧 」 を世に広めていきたく活動中。
按摩マッサージ指圧師 / 鍼灸マッサージ教員 【 大川学園医療福祉専門学校 】
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