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身体変化を起こさせる! 身近な活法理論2

11 7月 2013 No Comment

活法の練習風景


普段から施術されている方はもちろんのこと

これからこの業界で仕事をしていく方も

「 ヒトの身体に触れる 」 こと。

いかにうまくやっていくかが重要だと思います。

今回は活法の 「 対応と対立 」 という理論から

皮膚接触という技術を紹介させて頂こうと思います。

ちょっとした工夫で、腕の上がりも改善!


活法で腕の挙がりも改善
活法で腕の挙がりも改善
活法で腕の挙がりも改善


1. 正座で肘を伸ばしたまま、腕を外転しながら挙げてもらいます。
    左右比べて、重い方を確認してもらいましょう。

2. 手のひらを下に腕を下げた状態で、手首よりやや肘側に軽く触れます。

3. 触れた感触を一切変えないまま、腕を挙げてもらいましょう!
    この時、触れた手は相手の腕の動きを邪魔せずについていくこと。



4. 「 あれっ? さっきよりも軽い!! 」 という感じが起こるはずです。

活法で腕の挙がりも改善


5. 今度は触れている部分と反対、掌側の手首より少し肘側に軽く触れます。

6. 触れた感触を一切変えないまま、今度は腕を下げてもらう。
    この時も相手の動きについていくこと。

7. 最後に深呼吸を1回。 そっと手を離しましょう。

8. 再度、腕を挙げてもらって重さを確認。


活法で腕の挙がりも改善

すると、どうでしょうか! さっきより腕が挙げやすく軽い! 

どうしてなのでしょう?

これは生理学的に、皮膚に適度な刺激が加わると

「 筋肉の動きが変わる 」 という、「 皮膚 ( 筋 ) 反射 」 を活用したものです。


活法では触れることで安定を生み、筋肉の力を引出しやすくした上で

動きを誘導し、「 脳の認識を変える 」 という意味があります。

このようなサポート系の技術は、受けての意思に関係なく反応が得られますが

無理に動かしたり、相手の動きを邪魔してしまうと反発が生まれ 「 対立 」 が起こってしまう。

そうならない為には、一定の感触 ( 圧 ) のまま相手の動きに合せ

本人が動かしているのか、術者が誘導しているのかわからない位に 「 対応 」 します。

すると、反発が生まれずらく上手に誘導する事ができます。

碓井総導師をはじめ、誘導の上手な先生方の施術をみておりますと

普段、なにげなく行っている行為にこのような理論を活用しており

より効果をあげられていると感じますし

講座では、他でなかなか教わることのできないコツや
意味を理解して活用していただけるよう

このようなデモンストレーションを交えながら

わかりやすく活法を役立てて頂きたいと思っております。


・ 古式整体セミナーはこちら

・ 活法指圧セミナーはこちら


施術に入る前にちょっとした変化を感じて貰い、リラックスしてもらう

または、仕上げにちょこっと +α にやってみるなど

使い方はいろいろ。

ぜひ皆様も一度お試しください。



庄田 元【 活法指圧講座 】 庄田 元 : gen.syhoda

1972年生まれ。伯父佐藤利吉の影響を受け浪越指圧を学ぶ。
その後、教員の道を進む中で碓井流活法「 古式整体 」に出会い
活法の理念に触れながら伯父から受け継いだ指圧の源流が
活法にあることに気付かせられる。 

「 活法指圧 」 を世に広めていきたく活動中。


按摩マッサージ指圧師 / 鍼灸マッサージ教員  【 大川学園医療福祉専門学校




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