施術において非常に大きなウェイトを占めるカウンセリング。 顧客の持っている情報を巧く引き出し、その問題点を明確にすると共に こちらの持ちうる治療法を提示。 充分に納得して頂いてから施術に ベストを尽くしたいものですね! 具体的な治療方法に関してはインフォームドコンセントが重要になりますが 治療に必要な情報は ” 全て患者さんが持っている ” ここがカウンセリングのポイント。 そこで必要と言われているのが 【 アクティブリスニング 】 といわれる 「 傾聴 」 スキル。
古式整体で行う調整法の中に 「 導引 」 と呼ばれる技術があります。 もともと導引とは、5千年前に中国で生まれた ” 気の健康法 ” を言ったもので 古代の人々がいかに自然に近づくことができるか? 動物の動作などから工夫したものを健康に役立てようと 長い年月を積み重ね研究されたものだそう。
そして … 試しに、とある手技を施してみると
碓井流活法を取り入れ、成功されている治療家さんが増えています!!
アメリカの健康最前線を発信するヘルスデージャパンに興味深い記事が投稿されていたのでご紹介。 認知行動療法 ( CBT ) が慢性腰痛に有効との記事です。
『 体の歪み 』 ・・・この言葉は施術に携わる者や、患者さんへのインパクトという点で 絶大なものがあります。 一般的な認識としては ” 骨が曲がっているから ” 体が歪む。 それを真っ直ぐにすれば症状も改善・・・とのことらしいですが 未だ骨格と筋肉などの軟部組織を別々の視点からみようとする傾向があります。
これから整体や療術を学びたい人、または既に治療家やセラピストとして活躍されている人も 自分がこの先目指す施術や、今現在行っている施術がどの領域の範疇に属しているかを 明確にしてみる事は 「 療術過当競争時代 」 の今、必要なことかもしれません!
辞書には骨格などの歪みを矯正し、身体の均斉をとることにより 健康増進や体質改善などを図る事と定義されている。
なんだか色々あって、マッサージとどう違うの? そうです。 現在 『 整体 』 という言葉を正確に定義するのは困難!
もともと、整体には系統だった歴史や学問が明確でなく ” 様々な流派や技術が混在し ” 1つの技術体系として成り立っているものではありません。
前回、慢性痛の要因には 情動と認知作用の 「 悪循環 」 も関係していると述べました。 特に治療院を転々とされているジプシー患者さんのような方に対応するには 施術の引き出しを多く持っていることです。 何故なら、よそで効果が無かったと思われてしまった施術と 同じことをしても 「 ここでは治らないかも・・・」 と、悪循環のスイッチを押してしまうからです。
伝統療法普及協会