「 観念 」 とは、気の項で触れたように絶対に揺るがない 「 こうである 」 といった考え方を持つことです。 前回は、観念をより深める事を述べさせて頂きました。 → 活法理論 「 気とは … 」 壱 この観念を 「 思い 」 として表に出したものが 「 思念 」 で 活法では、思念波と呼んでいます。
指圧をしていく中で、まず必要となる理論が 「 対応と対立 」 です。 対応は 「 同調 」 とほぼ同じ意味ですが、対立と対比させることで もう一つの意味を持っています。 対立は言葉通り 「 敵対する、反発する 」 ということですが 対応は反発を生まないという意味を持っています。
反発を生まないとは、どういうことか?
陰と陽。 どちらが欠けても存在することはできない宇宙の森羅万象。 「 固定と移動 」 も一つの陰陽です。 固定と移動の原理は、活法でどのように用いられるのか!
テコの原理を思い浮かべてみて下さい。
重い石が1本の棒で簡単に持ち上がるのは何故でしょう? それは、 「 支点 」 という動かない部分。 すなわち固定された部分があればこそです。
人は、地球という重力の井戸の中で生活しています。 また2本の足で立ち上がり、運動することで生きています。 そのため、何をするにも身体の重心を取りつづけなければ 適当に行動することはできません。 重心を整えながらも、身体の中心は移動して行動しています。
このように 「 中心 」 と 「 重心 」 は切っても切れない関係ですが 言い換えれば、中心の延長線上に重心があるとも言えます。
養生や能力開発など、呼吸法の目的は様々ですが 活法には、陰陽の概念を取り入れた 「 陰息陽息呼吸 」 があります。 陰息とは、丹田呼吸の事で一般には腹式呼吸のこと。 養生的で内観へ向かう性質があります。 また、陽息とは胸式呼吸のことで、激しい活動時には必然的に行う呼吸です。
静かに本を読んでいる時や、寝ている時などは自然と腹式呼吸ですし 少し激しく運動すれば胸式呼吸になっていますよね。 呼吸っておもしろいですよ。
活法指圧の講座をはじめて、初の受講者さんとなった O さんから 心に残る感想を頂きました。 指圧の心は母心 … 浪越徳治郎先生の言葉ですが 施すという行為に、どのような思いが込められているか あらためて O さんから教えて頂いた思いです。
陰陽 … あまりに有名な東洋医学の概念ですが、その真意は 余り伝わっていないと思われます。 「 陰 と 陽 」 2つに分けるのだけではありません。 活法では、基準が重要であると考えています。 すなわち 「 中心 」 です。 東洋哲学では、この中心のことを 「 中庸 」 「 太極 」 などと現します。 しかし、現在は深くその意味を伝えることがおろそかになりがちで
先日、東飯能駅の 丸広百貨店 7F催し物会場にて 健康講座の合間に 「 活法指圧 」 コーナーで百貨店のお客様に リフレッシュして貰いました。
飯能市が主催するイベント 「 心の健康づくり 」 癒しの空間を演出して貰いたいと 市から依頼を受けての事です。
伝統療法普及協会